IT創薬コンテスト
「薬を一つ創る」、このためには十数年に渡る期間と一千億円以上とも言われる膨大な費用が必要であり、加えて近年はこの研究開発費がますます増加しています。そのため、創薬のための新しい技術が世界的に模索されており、こうした中で、コンピュータを利用した効率的な創薬方法(IT創薬)に高い関心が寄せられています。
特定非営利活動法人 並列生物情報処理イニシアティブ (IPAB) ではIT創薬を広く浸透させること、IT創薬の裾野を広げることを目的として、創薬プロセスの上流であるヒット化合物(薬のタネ)の探索をテーマに、IT創薬コンテストを2014年より毎年実施しています。このコンテストでは、化合物ライブラリの中から、課題とした標的蛋白質の機能を強く阻害する化合物を参加グループに予測・選択してもらい、実際にそれらの化合物の阻害活性をアッセイ、ランキングし、“良い”化合物を提案したグループを表彰します。また、コンテストと銘打ってはいますが、勝敗を決めるのは二の次で、むしろ、大学生・大学院生・創薬にかかわる研究者に、「自分たちで化合物を選択する。そのアッセイ結果が実際にフィードバックされる」という過程を経験してもらうことでIT創薬に関わる人材の育成をしていくことを目的としています。
第4回 IT創薬コンテスト
開催期間 2017年5月9日~7月14日
詳細はこちら http://www.ipab.org/eventschedule/contest/contest4
第3回 IT創薬コンテスト
開催期間 2016年1月20日〜5月20日
ウェブサイト:http://www.ipab.org/eventschedule/contest/contest3
結果:http://www.ipab.org/eventschedule/contest/contest3results
第2回 IT創薬コンテスト (第2回IPABコンテスト)
開催期間 2015年1月15日〜3月20日
ウェブサイト:http://www.ipab.org/eventschedule/contest/contest2
結果:http://www.ipab.org/eventschedule/contest/conetst2results
第1回 IT創薬コンテスト (IPABコンテスト)
開催期間 2014年1月〜2014年3月20日
ウェブサイト:http://www.ipab.org/eventschedule/contest/contest
- コンテストの結果をまとめた学術論文がScientific Reports誌に掲載されました。
- 日経バイオテクOnlineでIPABコンテストが紹介されました。
- 日刊工業新聞でIPABコンテストが紹介されました。